| Talk Title | To Be Announced |
|---|---|
| Speaker | Jun-ichi Sakamoto (Osaka U.) |
| Time | – |
| Abstract | |
| Reference(s) |
日本大学理工学部 素粒子論研究室コロキウム
Colloquium Schedule
| Talk Title | 10次元ヘテロ超重力における新たなブラックブレーン解と相転移 |
|---|---|
| Speaker | Seiken Chikazawa (Kyoto U.) |
| Time | – |
| Abstract | 非超対称ブラックホールはしばしば動的不安定性を示すため,超弦理論で現れる時空のダイナミクス・相構造を調べる上で重要な対象である.しかし,超対称性がないためにその厳密解を得ることは比較的難しく,解析的にダイナミクスを追える例は限られている.本講演では,ヘテロ超重力において非超対称ブラックブレーンの厳密解を見つけ,それを拡張してさらに新たな厳密解を構成する手法について議論する.また,得られた解に対して摂動解析を行うことで,温度が低下すると自発的に対称性が破れ,ゲージ場凝縮を伴う動的不安定性が発生することを見る.この不安定性は,ブラックブレーンの相転移を意味し,未発見のブラックホール解の存在を解析的に予言するものである. |
| Reference(s) | arXiv:2512.14127 [hep-th] |
| Talk Title | 局在したスカラー場によるブレーン宇宙論とインフレーションモデル |
|---|---|
| Speaker | Kosei Fujiki (Kyoto U., Yukawa Inst.) |
| Time | – |
| Abstract | AdS時空に end-of-the-world(EOW)ブレーンを導入すると、境界を持つ共形場理論である Boundary Conformal Field Theory(BCFT)の重力双対が得られ、AdS/BCFT 対応として注目されてきた。本研究では、EOW ブレーン上に局在したスカラー場を導入し、ダイナミカルなブレーンを実現する。さらに、誘導計量をFLRW型の計量に座標変換することで、セットアップを宇宙論的に解釈する。特に、ブレーン上でインフレーションが実現される条件とその性質について解析する。本研究は基礎物理学研究所の小原充貴氏、神田大樹氏、高柳匡氏との共同研究に基づく。 |
| Reference(s) |
| Talk Title | (2, m, 2) Bell 設定における相関集合の凸解析による相対的な操作的特徴付け |
|---|---|
| Speaker | Ryosuke Nogami |
| Time | – |
| Abstract | 本研究 [1] では、2量子ビット系の (2,m,2) Bell 設定において、固定された局所二値測定により生成されるデバイス依存相関集合を解析する。複合系の状態空間として、セパラブル状態空間、標準的な量子状態空間、そして局所量子測定と整合的な超量子状態を含む最大テンソル積状態空間の三つを考える。固定された二値測定に対して対応する相関集合を定式化し、それらのサポート関数とゲージ関数が簡潔な明示公式を持つことを示す。これらの関数は、三つの相関集合に対する双対的な操作的特徴づけを与える。具体的には、サポート関数はエンタングルメントおよび超量子状態を検出する最適 witness を与え、ゲージ関数はそれらの検出が脱分極ノイズに対してどれだけロバストであるかを定量化する。さらに、相関集合の凸包表示を導出し、各相関集合の端点構造と、それらを実現する物理状態を明らかにする。特に、量子相関の端点は最大エンタングルメント状態によって実現される。これらの双対的な操作的課題の基本的限界は、Alice と Bob が利用可能な線形独立な測定方向の数のうち小さい方のみによって決まる。両者が三つの線形独立な測定方向を持つ場合、本研究のエンタングルメント判定基準は、Werner 状態に対して最適な PPT ノイズ閾値 2/3までエンタングルメントを検出する。一方、超量子状態の検出において、量子集合からの非自明な分離は同じ測定条件のもとでのみ可能であり、この場合、最大テンソル積状態空間の端点状態に対して同じ最適ノイズ閾値が達成される。 |
| Reference(s) | [1] arXiv:2604.24423 [quant-ph] |
| Talk Title | 高次微分項を含む6次元の超重力理論 |
|---|---|
| Speaker | Yoshiaki Tanii (Nihon U., Tokyo) |
| Time | – |
| Abstract | 超弦理論の低エネルギー有効作用は, Reggeスロープパラメータについてのべき級数で与えられ, 無限個の高次微分項を含む。高次微分項はヘテロ弦におけるGreen-Schwarzアノマリー相殺機構においても重要な役割を果たす。このような有効作用の高次微分項を求める一つの方法として, Green-Schwarz機構で必要なChern-Simons項から出発して, 作用が超対称性をもつように補完して他の項を決める方法がある。実際, この方法で10次元のヘテロ弦有効理論の4次微分の項までが求められている。6次元のカイラルな超重力理論にもGreen−Schwarz機構によってアノマリーが相殺している理論が見つかっているが, その中には超弦理論との関係が知られていない理論もあり, そのような理論を超対称性をもつように補完できるかどうかは非自明な問題である。本講演では, Chern-Simons項を含む6次元のN=(1,0)超重力理論の超対称な補完について, 4次微分の項まで求めた結果を紹介する。特に, 10次元の理論には存在しなかったハイパー超多重項を含む高次微分項に注目する。 |
| Reference(s) |
arXiv:2110.13163 [hep-th] arXiv:2209.03981 [hep-th] arXiv:2304.06073 [hep-th] |